中学受験の偏差値はアテにならない?!

6年生最後の模試でA判定!やった!
これで志望校に受かる!

・・ちょっとお待ちを!
そこまで頑張ってきたお子さんご本人とサポートしてきた親御さんには
ねぎらいの言葉をかけたいのは山々ですが、まだその時ではありません!

実際、A判定というのは「安全圏」と言われても、合格率80%くらいです。
つまり2割は不合格となってしまうのです。

なぜでしょう?

まず、そもそも偏差値とは何でしょう?
(統計としてどういう数値なのか正確に説明するのは別サイトに譲ります。)

受験における偏差値とは、模試を受けた全体の子どもたちの中での位置を表すものです。概念としては順位に近いと考えてもいいです。
※ちなみに、例えば全体が約1万人の中での偏差値70は、だいたい200位です。

つまり、偏差値はあくまでそのテストを受けた子たち(全国模試だったら日本全国の同学年受験生)の中での順位の目安です。

さて、偏差値と実際の合否が違うこともあるのは、
もちろん本番の試験と模試は違うものだから結果も違いが出るのは当たり前ですが、
他にもいくつか要因はあります。

まずひとつ挙げるなら、ズバリ「気持ち」。

冬講習の追い込みは大切。冬休みはこれまでの学習の総ざらいを一気にやるもの。
時期が時期だけに長時間を勉強にあてられるので、1日の重みが大きいのです。

B判定の子たちは当然頑張ります。
C判定の子も、本人があきらめてなく良いモチベーター(先生、親、ライバルなど)がいれば、ものすごい努力をして信じられないほどの学力アップをするかもしれません。
A判定の子は、油断していては逆転されるのは必然ですね。


そしてもうひとつ偏差値がアテにならない理由を挙げるなら、
「各校の個性」もあります。

御三家やそれに準ずる学校は、入学してくる生徒の基礎学力を重視するのは前提として、
どこも自校の特徴を入試問題で表現したいと思っています。

近年は麻布中の「ドラえもん問題」のような特殊な出題がされることが増えましたし、
奇抜な問題は出さなくとも、出題分野に傾向があるものです。

一方、模試は全国あらゆるレベルの子が一斉に受け、全体の中での順位を測るためのものです。
だから分野に偏りがないように作られているし、
応用問題といえどもオーソドックスなものばかりとなります。


以上、2つ挙げた要因を読んで、もう模試を終えた冬の時期、偏差値は気にしなくなりましたね。

どの判定が出た子も、全体の見直しはもちろんした上で、併願校の過去問は必要な分(過去何年分か、など塾の先生と要相談)だけして、志望校の過去問やその対策に一心不乱に取り組みましょう!